メス市 マゼル広場およびラ・セイユ遊歩道
旧市街と比較的新しい南部地区との結節点として、マゼル広場(place Mazelle)とラ・セイユ遊歩道(promenade de la Seille)は、メス市の都市計画上の諸課題と文化的活力の面における戦略上重要な地区に位置しています。当初このスペースは道路インフラ専用であったので、プロジェクトの課題はそれを同市にとっての都市計画上の主要ピースにすることでした。
都心へのゲートのほか、ラ・セル遊歩道のミッシングリンクでもあったため、このプロジェクトにより市民が生きるべきパブリックスペースを創出することができました。アンドレ・マジノ(André-Maginot)大通りは、新しいスペースを空けるため、すべての交通条件を踏まえて道路敷を最小限に抑えるように再構成されました。
かつてはセル川支流の突端、現在は文化的衝動の場所の交差点にあるサイトにあって、このプロジェクトは、芸術と水の都市の交差路にある場所を思い描くことによって、同市の中心に有る自然の比喩を表現しています。この場所は敷地造成工事によって道路を統合する開放型の鉱物質の大きなスペースで構成されており、既成のファサードに基盤を与えて、各種イベントやカフェテラス向けのオープンスペースをしつらえています。
いかにも川の蛇行部の植生らしく、木の葉の少ない樹木の下には、ベンチが置かれ、夏の日々に清涼感をまたらす水が流れる鉱物質の壁を中心に配置されたより親密な場所が設けられています。
整備区間は北に向かって、各商店のファサードに沿って、ジャン=コクトー小広場と側道のある広い歩道を通して伸びています。ラ・セル遊歩道は、駐車場の側道、自転車専用レーン、広い植樹帯で構成されており、ポルト=デ=ザルマン(porte des Allemands)付近でエスプラネードになっています。
コンペ受注2010年/納入第1工区2012年、第2工区2014年
発注者
メス市
監理者
Florence Mercier Paysagiste(受任者)、GA(建築)、Iosis(道路・公共設備網設計)、PTV France(モビリティ)
工事費
6 百万€
総 面積
4 ha