ルーアン市 ラ・ロンバルディ地区
1960年代に創設されたラ・ロンバルディ地区（quartier de la Lombardie）は、ルーアン（Rouen）丘陵部都市再生プロジェクトの中に位置づけられています。時とともに市街化と地区内各所劣化が進み、マイナスイメージを与えるようになっていました。とはいえ、このサイトの抜群の立地条件は、たとえかえってその孤立化を招くこともあるにせよ、質の高い景観を提供します。したがって、この公共空間整備プロジェクトでは、孤立化解消のための新道の設置、道路の幅員変更、駐車場の再編、大小の広場、レジャータウンやレジャースペースの創設など、住民および同市のさまざまな管理サービス部課との協議という重要な作業を盛り込むことによって、都市計画と景観と社会の次元の有機的連結を対象としています。
この手法は空間を階層化することのみならず、当該場所の特徴を活用することにもあります。地形に関する作業が基本的に重要でした。つまり、サイトの地理的特質を解明することによって、建物の基盤を再び与え、プロジェクトの新しい構造をしっかりと定着させたのです。植生、雨水回収、日当たり・風当たりは、どれも空間設計の主調となる要素でした。住民との協議の作業については、これにより同地区の生活史を掘り起こして、現在の動向を織り込んで同地区の中心部を活性化しました。
パブリックスペースの施工監理
マスタープラン2009年/納入2014年
発注者
ルーアン市
監理者
Florence Mercier Paysagiste（受任者）、Egis Aménagement（道路・公共設備網設計）
工事費
8.6 百万€
総 面積
20 ha
マスタープラン2009年/納入2014年
発注者
ルーアン市
監理者
Florence Mercier Paysagiste（受任者）、Egis Aménagement（道路・公共設備網設計）
工事費
8.6 百万€
総 面積
20 ha
